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これまでのゲスト

放送日:2002年9月28日

荒井正之さん、久子さんご夫妻

 今月は、上田市内のホテルで16日に開かれた「介助犬アルファの卒業式」の様子をたっぷりお伝えします。
 介助犬というのは、手足の不自由な方のために特別な訓練を受けた犬のことです。  アルファは優秀な黒いラブラドルレトリバー。京都の「介助犬を育てる会」の指導のもと、小千谷市にある「樋口ドッグスクール」で訓練を受け、長野県初の介助犬となりました。アルファは上田市にお住まいの荒井正之さん、久子さんご夫妻、ふたりのために働く介助犬です。  卒業式の日、お祝いに駆けつけた皆さんの見守る中、「介助犬を育てる会」から、アルファとともに努力を重ねてきた荒井さんご夫妻に卒業証書が手渡されました。そして卒業証書を入れる筒はアルファに渡されたのですが、筒をくわえたアルファのほほえましい様子に、会場からは思わず笑いがわきおこりました。
 アルファは、すでに荒井家の家族として幸せに暮らしながら、手足の不自由なご夫妻のために、物を拾ったり、ドアを開けたり、荷物を運んだり、立ち上がる時の支えになったりなど、様々なお手伝いをしているそうです。「洗濯ばさみを落としてしまった時も、アルファは待ちかまえていて拾ってくれるんですよ」と、楽しそうに語る荒井久子さん。荒井さんには、アルファとの暮らしの様子や、今後の希望を。そして、介助犬を育てる会」代表の坂根毅彦さんには、どんな介助犬の育成をめざしているかを中心に、お話を聞きました。合わせて10月から施行される「身体障害者補助犬法」について、お知らせします。

荒井さんご夫妻の介助犬アルファのページ
「我が家のアルファ」

長野大学ラジオゼミナール ゲスト 徐 聡さん

 次に「長野大学ラジオゼミナール」のコーナーでは、中国からの留学生、徐聡さんにインタビューします。
 徐さんは、現在、長野大学産業情報学科の2年生です。
 徐さんは、中国の大学で法学を学んだ後、食糧庁へ就職。中国の法律を知っている人間が日本語をマスターすれば、日中関係に役割を果たせると考えて、5年前にハルピンから信州に日本語の勉強に来ました。
 その後、長野大学へ入学。長野大学では国際交流センターを設置して、今年は更に多くの留学生を迎え入れ、日常的な交流が広がっていると聞きます。大志を抱いて海を渡ってきた若者たちに、大学は、どう答えているのでしょうか。また彼らの目に、日本の若者たちや、この上田地域はどう映っているのか?
 にこにこ笑顔の中に情熱を秘めた徐さんなら、温かな言葉で率直な感想を述べてくれることでしょう。

(文/広沢里枝子)

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