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これまでのゲスト

放送日:2003年5月31日

安西理枝さん(あんざいよしえさん)

 6月4日は「虫歯予防デイ」です。そこで今回は長野県歯科医師会地域保健部副部長の安西先生にお越しいただきます。安西先生は上田市浦野で安西歯科医院を開業しておられ、小児歯科がご専門です。今回は歯科医師会が中心となって進めている「8020(ハチマル・ニイマル)運動」について、詳しく教えていただくことにしました。
 「8020運動」は、高齢社会において80歳という長寿に達しても20本以上の自分の歯を保つことによって、健康で幸せな日常生活を送ることを目指した運動です。現状では80才では平均して6本程度しか歯が残っていないそうですから、20本を保つためには、長い期間にわたっての努力が必要なことでしょう。人生の各段階で、特にどのようなことを心がけたらいいのかを教えていただきたいと思います。
 また、「私、話す歯医者をめざしているんです」と明るく語る安西先生は、普段から、子供さんたちを連れて医院に来るおかあさんたちと、歯の健康について、たくさんの話し合いをしているそうです。お子さんをもつおかあさんたちへのアドバイスも、ぜひ伺ってお伝えします。

長野大学ラジオゼミナール ゲスト 寺島嵩史(たかひさ)さん

 さて、今月から「長野大学ラジオゼミナール」が再スタートします。
 今回は長野大学産業社会学部1年生の寺島嵩史(たかひさ)君にインタビューします。 寺島君は視覚障害があり、この春、長野盲学校を卒業して長野大学に入学しました。
 長野大学では入学に際して、障害を理由とした一切の差別を行わないことを決めており、現在は24人の様々な障害をもつ学生が、他の学生たちと一緒に学んでいます。
 寺島君は盲学校で環境について勉強したことをきっかけに、広く社会や環境について学びたいと考えて、長野大学をめざしたのだそうです。大学では視覚障害のある寺島君たちを迎えるにあたって、校舎の内外に点字ブロックを敷設し、点字の資料提供も積極的に始めました。
 実は私は彼が小学生の頃に、一緒に軽井沢へタンデムサイクリングに行ったことがありました。あの意欲満々だった少年が、どんな若者に成長したのか。お話を聞けるのが、とても楽しみです。

(文/広沢里枝子)

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