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これまでのゲスト

放送日:2006年4月29日

武藤香織さん

 今月のゲストは信州大学医学部専任講師の武藤香織さんです。
 武藤先生は社会学・医療福祉論がご専門です。「日本ハンチントン病ネットワーク」の協同運営者であり、「NPO法人東京難病団体連絡協議会」の理事もされています。  私は昨年、長野市で開かれた「障害者自立支援法」についてのシンポジウムで武藤先生に出会い、ここに難病をもつ当事者や、その家族と共に歩む研究者がいてくださったと心強く感じました。
  打ち合わせの中で、武藤先生はこんなメールをくださっています。  「私がお話できるのは、地域の動向や取り組みよりは、国全体のありかたという話になってしまうのですが、それでもよろしいでしょうか?(狭義の「自立」の強調、尊厳死の法制化を求める声の拡大、ピンピンコロリを望む声、健康増進・介護予防ブームというのは 全部一連の流れに乗っていると思われます…」
 武藤先生には、まず今月から施行された「障害者自立支援法」と、そこにつながる様々な法改正。それら一連の流れが、障害者ばかりでなく、病気を抱えながら生きる人々や、そのご家族にとって、どう影響するのかということを中心にお話を聴きたいと思います。また武藤先生のお考えになる自立と多様性の尊重について伺い、この時代をどう生き抜いたら良いかを考えあいます。

武藤香織さんのページ
http://www.arsvi.com/w/mk12.htm

(文/広沢里枝子)

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