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これまでのゲスト

放送日:2008年5月24日

秋田修さん

 佐久平では、5月4日に、「第21回佐久鯉マラソン大会」が開かれました。
 このマラソン大会に参加するために、盲人ランナーの秋田修さんが、はるばる青森県の弘前市から、信州においでになりました。今月は、この秋田さんと奥様の、明るく元気なお声を、お届けいたします。
 秋田さんは「はりマッサージ医院サパリアン」を営む傍ら、青森放送のラジオ番組「耳の新聞」のパーソナリティーをしていらっしゃいます。「耳の新聞」は、8人の視覚障害のあるパーソナリティが、ローテーションを組んで担当している自主制作番組。今年5月で、放送開始から30年になるそうです。
 また、秋田さんは、20代の頃に交通事故で失明されましたが、奥様や友人達に支えられてマラソンに挑戦。現在も、多くの伴走者の支援で、日々のトレーニングに励み、全国各地のマラソン大会に参加しています。
 実は秋田さんは、長野オリンピックのときも、青森で聖火ランナーをされたのだそうです。吹雪のなか、重い聖火をかかげ、胸にはマイクをつけて、ラジオ放送のための実況中継をしながら、伴走者と共に走ったとのこと。テレビで聖火台に点火されるボッという音を聞いたときには、感動したそうです。
 その他、各地のマラソン大会での、生き生きとしたお話がいっぱい!
 そして、私がものすごく感動したのはインタビューの最後のところです。
 私は秋田さんに、最後に津軽弁で今後の決意を聞かせてくださいとお願いしました。すると、秋田さんの力強いかけ声に合わせて、奥様が、絶妙のタイミングで、合いの手を入れてくださったのです!さすがは長い人生の伴走者同士と、私は大笑いしながら、思わずたくさん拍手していました。
 そんなわけで、今月も元気の出る番組になりました。どうぞ、お聞き逃しなく!

(文/広沢里枝子)

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