これまでのゲスト
放送日:2009年3月28日
関孝之さん
今月のゲストは、上田市真田にお住まいの関孝之さんです。関さんは、障害者のアート活動の分野では、知らない人がないくらいの草分け的存在です。
30年近く、上田市の「かりがね福祉会」で働き、仲間たちとともに「風の工房」や、「OIDEYOハウス」「アトリエFUU」など、いくつもの生活の場や、働く場を立ちあげてきました。障害のある人々の地域での生活と、アート活動を、飽くなき好奇心で、力強く支援しながら、ご自身も豊かな人生を歩んでこられた方です。
2年前からは、長野県からの委託を受けて、「精神障害者退院支援コーディネーター」の仕事をしていらっしゃいます。
私は、昨年から上小圏域障害者総合支援センターが主催する「視覚障害者と美術館に行こう」の企画に参加して、絵画などの鑑賞を楽しむようになりましたが、実は、その火付け役になったのも、関さんです。見えない私たちと一緒に美術を楽しむことで、関さんご自身も次々と発見があるそうです。
そこで、インタビューの前半では、この晴盲一緒に楽しむユニークな美術鑑賞の体験を中心に、関さんの「アートな眼差し」にふれるお話を伺えたらとおもいます。
また、後半では、関さんが「精神障害者退院支援コーディネーター」として、入院病棟の奥まで入って、関係者の方々とチームを作りながら退院支援を進める中で、今、実感していることなどを伺います。
「仕事に行くときは、いつも浅間山を見ながら行くんだよ。難しい仕事だけれど、相手が大きければ大きいほど、意欲がわくんだなあ」と関さん。どんなお話が伺えるでしょうか?
(文/広沢里枝子)
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