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これまでのゲスト

放送日:2013年11月30日

<ゲスト>
親里千津子さん

 今月のお客様は「沖縄戦の語りべ」、親里千津子さんです。
 日本で唯一の地上戦―沖縄戦。その当時、親里さんは13歳でした。
 親里さんは、戦争の罪を後世に語り継ぐ使命を自らに問いかけつつ、平和への祈りと願いを私たちに伝えて下さっています。
 私は、今年6月の沖縄県慰霊の日に、初めて親里さんのお話を聞きました。一言一言が胸に響き、思わず駆け寄って「いつか『里枝子の窓』においでいただけるでしょうか?」とお尋ねしたところ、親里さんは「足の動く限り、どこへでも行って話しましょう」と答えてくださいました。
 今回は、各地でのご講演でお忙しいなか、長野市から上田のスタジオにお越しくださいます。
 「戦争も平和も誰かがどこかで作っていることに気づいてほしい」と語る親里さん。そんな親里さんの言葉をともに傾聴させていただきましょう。

(文/広沢里枝子)

☆プロフィール
1931年 沖縄県島尻郡北大東島に生まれる。 1945年 沖縄本島の地上戦により南部へ追われ、島尻郡玉城村で米軍の捕虜となる。
1949年 沖縄文教学校中学校教員養成課程へ入学。
1950年 琉球大学教育学部2年に編入。
1953年 那覇商業高等学校教諭となる。
1956年 那覇高等学校転勤。
1964年 長野県長野市へ転居。
現在 沖縄戦の語りべとして長野県を中心に各地で講演。

☆著書
『ちーちゃんの沖縄戦
出版社: ニライ社 (1994/06)

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