ここから本文です。

これまでのゲスト

放送日:2014年2月29日

<ゲスト> 樋沢行正さん、今井節子さん

今月のお客様は、障害福祉サービス事業所「和裁舎(わさいや)」を運営していらっしゃる、「和楽座」社長の樋沢行正さんと、和裁指導員の今井節子さんです。
 「和裁舎」は、上田市小牧にあって、青々とした山々や、千曲川の広大な流れを間近に感じる恵まれた自然環境のなかにあります。
 「和裁舎」は、一般企業などでの就労が困難な人に働く場を提供し、知識や能力向上のための訓練を行う就労継続支援B型事業所で、和裁技術の習得を支援しています。
 和裁の知識や技術を学び、和裁技能士として自立できるまでを支援するコースや、小物作り、日本刺しゅうなどを楽しむコースなどがあり、利用者の希望やペースに合わせて和裁一級技能士の今井さんなど、3人の指導員が、丁寧な指導をしています。
 私が「和裁舎」を知ったのは、長唄のおさらい会で着る着物を借りるために、同じ敷地にある「和楽座」を訪ねたことがきっかけでした。樋沢さんが、障害をもちながら、見事な仕事をする和裁技能士に出会って、和裁による障害者の自立支援の可能性を確信されたお話。9名の利用者が、夢をもって生き生きと働いているようすなどを伺い、この新しい自立支援の取り組みをぜひ、地域の皆様にお伝えしたいと思いました。
 和裁は、難しそうに思えますが、着物は袖や衿、身ごろなどたくさんのパーツに分かれており、作業が簡単な部分と専門技術を必要とする部分があるため、1つのパーツを完全に仕上げる作業を積み重ねながら、確実に技術を身につけることができるのだそうです。
 送迎バスでの送迎があり、週に何回か利用することから働き始めることもできるとのこと。特に手芸好きの障碍者の方には、耳より情報になりそうです。
 どうぞ、お楽しみに。

和裁舎ホームページ http://www.wasaiya.jp/
電話によるお問い合わせは「株式会社和楽座」へ
0268−26−8833

前のページへ      次のページへ