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放送日:2014年9月27日
<ゲスト> 塩谷靖子(しおのやのぶこ)さん
今年で20回目となる「小諸・藤村文学賞」の入選作品の授賞式が、8月21日に「ベルウィンこもろ」でおこなわれました。
このコンクールに入賞された塩谷靖子さんから、「広沢さんにぜひお会いしたい」とのうれしいメールをいただき、私とアイメイトは、ディレクターの岩崎さんと一緒に塩谷さんにお会いしに行き、授賞式にも参加しました。今月は、そのようすをお伝えします。
「小諸・藤村文学賞」は、文豪、藤村にゆかりの深い小諸市が、藤村の没後50年、生誕120年を記念し、平成4年から開いているものです。
エッセイを対象に募集しており、今年は、国内や海外から、過去最多の2,728編の作品が寄せられました。
そのうち一般の部の最優秀賞には、新潟県柏崎市の柴野裕治さんの作品、「ひばり」が選ばれました。
そして塩谷さんの作品「月は東に日は西に」は、佳作賞第2席に選ばれました。
塩谷さんは、鳥取県境港市出身。東京在住。8才の頃に失明されました。東京教育大学(現筑波大学)附属盲学校を経て、東京女子大学文理学部数理学科卒業。視覚障害プログラマーのさきがけとなりました。
少女時代から、歌うことは好きだったそうですが、師についたのは42歳のとき。その後、各種のコンクールで受賞。東京文化会館での2度のリサイタルをはじめ、多数の演奏会に出演されています。
「数学を専攻し、プログラマーとして活躍されていたことと、ソプラノ歌手として歌い、エッセイを書かれることの間には、隔たりはないのでしょうか?」との質問に、塩谷さんがどのようにお答えになったか、皆様にぜひ聞いていただきたいところです。
また、塩谷さんは、表彰式のあとの懇親会で、藤村作詞の「椰子の實」の歌唱を披露してくださいました。情感豊かな素晴らしい歌声で、いつまでも心に残っています。
塩谷さんの歌とお話を、どうぞ、お聞きください。
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