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これまでのゲスト

放送日:2018年9月29日

<ゲスト>  牧野義明さん

 このところの大雨、台風、地震等で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。また直接の被害に遭わなくとも、心労を感じている方もいらっしゃると思います。一日も早く日常を取り戻されますように、お祈りいたします。
 さて、9月8日。私は、ディレクターの宮嶋美紀さんと、盲導犬のアイメイトと一緒に「国立信州高遠青少年自然の家」に行きました。あいにくの雨模様の日でしたが、ウオークラリーの時間には気持ちよく晴れて、清々しい山の空気を感じました。
 ここで一泊二日で、一般社団法人 長野県子ども会育成連合会の「ジュニアリーダーセミナー」が開かれました。私とアイメイトは参加の中学生・高校生と交流するために呼んでいただいたのです。
 最初に、長野県子ども会の専門委員、牧野義明さんから、子ども会はどんな活動をしているのか。その活動の中で、ジュニアリーダーは、どんな役割を果たしているのかを伺いました。ジュニアリーダーは大人と小学生の橋渡し。ジュニアリーダーがいると、小学生が、俄然やる気になるのだそうです。
 また、どうして私を呼んでくださったのかをお尋ねしたところ、牧野さんは次のようなお話をしてくださいました。
 「私が育成会長していた時、体育館で100人くらいの高学年がレクをやっていました。高校生リーダーが『サケとサメをやります』と言って、サーっと2列を作りました。その中に車いすの男の子を見つけたので、ダッシュする鬼ごっこだけど大丈夫?って聞くと『ダイジョダイジョ、いつもやってるから』って言うんです。そしたらほんとにヒヤヒヤするくらい走り回って。その子を良く知っている役員のお父さんが教えてくれました。『彼が車いすで一年に入学した時、担任の女性の先生が この子は宝物です、彼が困らないようにみんなで工夫していきましょう、って宣言したんだよ。今彼は5年生。たくましく成長したし、周りの子たちも素晴らしい子に成長した。』 そのお話を聞いて、一人の先生 そうリーダーの考え方でこんなに素晴らしい世界ができるんだ。これは是非リーダーの子ども達に知ってほしい、感じてほしいと思って里枝子さんに来ていただきました。」とのことでした。
 そこで私も、見えなくなって見えてきたことについて、皆さんに真剣にお話をし、真剣に受け止めていただきました。その後は、皆さんと一緒に楽しくゲームをしたり、ウオークラリーにも少し参加しました。宮嶋ディレクターが、駆けまわって皆さんの生き生きした声を集めましたので、どうぞ、お聞きください♪

(文/広沢里枝子)

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