これまでのゲスト
放送日:2025年12月27日
<ゲスト> 日野陽子さん(京都教育大学准教授)/ 堀杏太郎さん(京都教育大学4年生)/ 櫻井馨さん(京都教育大学4年生)/ 久保ひなたさん(京都教育大学4年生)/ 上野瑞季さん(京都教育大学4年生)
今月のお客様は、京都教育大学・准教授の日野陽子先生と、京都教育大学4年生の4人の学生の皆さんです。
日野先生のご専門は、美術教育学です。日野先生は、視覚障害者と美術を楽しむための研究や実践を長年続けておられます。今年も11月30日に長野県立美術館で開かれたインクルーシブ・プロジェクト「第4回『みる』を考える・見えない人と見える人が一緒にみるために」で講師をされました。このイベントには、4人の学生さんも参加して、目の不自由な私たちと一緒に作品の鑑賞をしました。今月はその4人が、日野先生と一緒に、京都から「里枝子の窓」に来てくださいます!
今回、見えない人と見える人とで鑑賞したのは、「北島敬三写真展」で、崩壊直前の旧ソ連で多民族性を撮影した写真や、東日本大震災を挟んで、被災地を含む地方の風景を記録した写真などもありました。私たちにとって、美術教育を学んだ若者たちとの写真鑑賞は、とても新鮮で、改めて「みえる」ものがありました。彼らにとっては、どんな体験だったのか、是非、お聞きしたいと思います。
また、日野先生と、この4人の学生さんは、丸山晩霞が信州の風景を描いた水彩画を、目の不自由な私たちが触って楽しめる触図にする取り組みも進めておられます。私も、皆さんが制作した触図に触りましたが、それぞれの方が、作品選びから始めて、奥行きや触感の表現など、さまざまな工夫をしてくださったことが伝わってきました。学生の皆さんには、どんな作品に、どんな工夫をして触図を制作したのか、感じたことなども聞かせていただきたいと思います。
風をみる 開かれゆくアートの場とかたち 日野陽子 | web春秋 はるとあき
https://haruaki.shunjusha.co.jp/categories/1060
(文/広沢里枝子)
