第18回 令和5年度 片岡好亀賞 受賞
この度、愛盲報恩会から「第18回 令和5年度 片岡好亀賞」をいただきました。
私は、大学卒業後に3年間、名古屋ライトハウス点字図書館(現・名古屋ライトハウス情報文化センター」)で働き、育てていただきました。そこで学んだことが、その後の人生を開く基盤になりました。
今回の表彰では、そんなご恩のある名古屋の皆様から、更に今後への温かなエールを贈っていただいたと感じております。本当にありがとうございました。
これまで私を導き、支えてくださったすべての方に謹んで感謝いたします。
片岡好亀賞
広沢 里枝子 様(瞽女唄演奏者)
肥田 隆久 様(岐阜県視覚障害者福祉協会)推薦
選考理由:網膜色素変性症により大学在学中に急速に視力低下し、絶望の淵に立つが、大学卒業後、点字図書館に勤務した経験から、結婚して長野に根を下ろした後、盲導犬を取得し活動の幅を広げていった。SBCラジオ「里枝子の窓」のパーソナリティの担当、その頃から「みえないってどんなこと」「見えなくなって見えるもの」をテーマに行った講演活動は1000回を越え、長野大学非常勤講師として「情報保障技術A(点字)」を担当して視覚障害者の情報保障について学生を指導、ピア・カウンセラーとして障害のある仲間の支援にかかわるなど、いずれの活動も20年以上になる。2014年から萱森直子氏から越後瞽女唄を習い各地で演奏活動を行っている。瞽女唄演奏者として、先輩である無数の瞽女さんたちが、厳しい人生を生き抜いて伝承し、残してくれた瞽女唄を各地で演奏し、多くの人と分かち合いたい強い思いが、今後に瞽女唄の伝承をはかることを期待し受賞決定となりました。
近藤正秋賞・片岡好亀賞について(https://nagoya-lighthouse.jp/initiatives/aimou/award.html)