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里枝子の短歌集「点描」 - 旅・スポーツを詠む -
- 幾度も夢に訪ねし故郷の土足裏に踏みしめて行く(秩父郡皆野町)
- 海鳥も入り江に寄せる潮騒もわれらも歌う北海の朝(スコットランド)
- 落葉松(からまつ)の林に入れば風は止み盲導犬と落ち葉踏み行く(湯ノ丸高原)
- 大ホール盲女性らが埋めつくし研修大会ここに始まる(名古屋市)
- 渦潮の激流のなか手を入れて感じてみたい阿波の渦潮(鳴門海峡)
- 友人の肩に手をかけ足裏で確かめ確かめ「かずら橋」行く(祖谷)
- 夜更けて森に獣の叫ぶ声狐にあらん耳を澄ませる(信濃町)
- 「僕はこの鴛鴦(おしどり)の絵が好きです」と筆致を語る学芸員さん(梅野記念絵画館)
- 掻いて欲しい所を先に掻いてやり頼み伝える馬の賢さ(黒姫アファンホースロッジ)
- スリッパで歩くようなる音少し聞こえただけのペンギン散歩(旭山動物園)
- 空に風地下にはお湯の流れゆく音聞くここは鹿教湯温泉(鹿教湯温泉)
- 輪にしたるロープを握り伴走者と「桃源郷マラソン」のスタートを切る(南アルプス市)
- 学生の「右」「左」「止まれ」の指示受けて盲人スキーヤーらの滑走始まる(菅平高原)
- 友の振る鈴の響きを追いながらわれも滑りし雪の高原(菅平高原)
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