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これまでのゲスト

放送日:2004年1月31日

辻美千枝さん、塩入美穂さん、関沙織さん

 2004年が幕を開けました。今年も「里枝子の窓」では地域で地道な取り組みをしている方たちを紹介し、人と人とをつなぐお手伝いができればと思っております。情報や感想など、どうぞお寄せくださいね。

 さて、今月私たちは上田市天神の「NPO法人 いしがらみの会」を訪ねます。「いしがらみの会」では障がい者の自立をめざして、六つの事業をおこなっています。

1.福祉ショップいしがらみ
2.グループホームにこにこハウス
3.バスハイク
4.共同作業所いしがらみ
5.郷党帰宿いしがらみの家
6.居酒屋いしがらみ

 これらの活動は、障がいをもつ人たち自身の「休みの日には、みんなでどこかへ行きたい」「街に帰る家がほしい」「暮らす場がほしい」「働く場がほしい」「安く安心して飲める場がほしい」などの願いを受け止めて、皆で力を合わせて作り出してきたものです。 今回はそれらの幅広い活動の中から、お弁当の配色の仕事を通して社会参加を実現している「共同作業所いしがらみ」の活動を中心に紹介します。
  インタビューに答えてくださるのは「共同作業所いしがらみ」の代表の塩入美穂さん、職員の関沙織さん、「いしがらみの会」の産みの親で、事務局の辻美千枝さんの三人です。
  また、気楽に泊まれる「郷党帰宿いしがらみの家」が、昨年9月に小諸市高峰にオープンしましたので、合わせてお知らせします。「いしがらみの家」は障がいをもつ人の故郷となる場所をとの願いからつくられました。
 グループホームと併設されていて、自炊ができ、建物内はバリアフリー。そばに広いグラウンドもあります。宿泊費は食事代別で一泊1000円。長期で泊まりたい時や、自立体験をしたい時、10人前後でわいわい合宿する時など、色々に活用できそうな自由なスペースです。詳しくは「いしがらみの会」(電話 0268−22−2900)へお問い合わせください。

 なお、番組の後半では新年を祝って、お話のプレゼントをさせていただきます。「もろさわようこの今昔物語集」から「光を放つ女」を点字で朗読します。元旦から張りきって練習しているのですが、さあて、うまくいくでしょうか…。

(文/広沢里枝子)

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