
障害を持ちながら生き生きと暮らす仲間や共に働く人々を紹介する、信越放送(SBC)ラジオの長寿番組「里枝子の窓」の公式ホームページです。
- 毎月最終週土曜日・午後4時〜4時30分
- パーソナリティ:広沢里枝子 → プロフィール
- テーマ音楽:土屋竜一 → 音楽について
- ディレクター/プロデューサー:宮嶋美紀
- 制作著作:信越放送(SBC)
- 提供: 株式会社デンセン/長野県上田市・あおやぎ眼科
30周年記念エッセイ
インターネットでもお聴きいただけます
当番組「里枝子の窓」が、インターネットラジオ「radiko.jp」で、放送日に無料でお聴きいただけます。radiko.jpのホームページに移動してご利用ください。当日お聴き逃しになっても、1週間以内であればタイムフリー機能でお聴きいただけます。
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荒川土手にて(撮影:内村コースケ)
お知らせ
イベント「ご縁がつなぐ瞽女唄と絵本と古民家と」 2023年10月7日(土) 
新刊デイジー録音図書「里枝子の窓 2020年度版」貸し出しのお知らせ
広沢里枝子講演会について
2024年の講演と、越後瞽女唄演奏のご依頼を受け付けています。
広沢里枝子講演会の詳細はこちらへ
短歌「越後瞽女唄探求の旅 七の段」
信濃毎日新聞で2022年7月6日から「広沢里枝子さんと越後瞽女唄」というテーマの連載。
シリーズの表題は『いのち響かせて 里枝子さんと越後瞽女唄』。7月6日付け第1回の表題は「盲目女性の生きる道 共鳴した心」副題は「声と三味線震わせ圧倒」です。2022年3月に開催された『瞽女唄の息吹』コンサートの模様を中心に、臨場感あふれる魅力的な内容になっています。
皆さん、ぜひ、連載記事を読んでくださいね!とってもいい記事です。
※信濃毎日新聞デジタルでも読むことができます。有料記事ですが、会員登録することで月5本まで見ることができます。
- 第1回 盲目女性の生きる道 瞽女(ごぜ)演奏家広沢里枝子さん 「命ある限りうたう」決意とは(7月6日)
- 第2回 「最後の瞽女」 小林ハルさんとの出会い 稽古する少女が「見えた」(7月12日)
- 第3回 学生時代に知った瞽女の存在 突き付けられた生き方(7月18日)
- 第4回 瞽女唄を伝承する女性に出会う ここへ来るために私は(7月20日)
- 第5回 小2で失明宣告 三味線稽古の毎日 「生きていくため」必死(7月30日)
- 第6回 口伝で教わり全身で感じる稽古 精神を継ぎ、個性を味に(8月1日)
- 第7回 庶民の平和な暮らしから生まれた唄 命ある限り伝え続ける(8月10日)
30周年記念エッセイ “里枝子の窓”から広がる世界」
広沢里枝子コンサート・プロモーションビデオ
視聴はこちらへ (YouTube)
今月の番組ガイド
オンエア: 2023年9月30日(土曜日) 午後4時〜4時30分
GUEST
橘正人さん、橘淑子さん
今月、私は、東御市の北御牧にあります、橘正人さん、淑子さん夫妻のお宅をお訪ねして、ご夫妻からお話を伺う予定です。ご夫妻がお住いの古民家は、かつて地域医療の要であった、旧渡邉医院でした。
橘夫妻と私を出会わせてくれたのは『瞽女さの春』という1冊の絵本でした。淑子さんが美しい挿絵を描いた、この絵本を北御牧の社会福祉法人みまき福祉会の相談員の高橋枝利子さんが預かっておられて、私に1冊くださいました。その内容が、瞽女さんと、少女との心の交流を描いた、とても温かな作品でした。間もなく私は、高橋さんのご紹介で、橘ご夫妻と出会い、その日のうちに、橘さん宅の古民家で、瞽女唄と絵本の読みがたりの集いを開くことが決まりました。
橘正人さんは、フォトグラファーです。昭和19年横浜生まれ。長野オリンピック組織委員会で聖火リレー広報を担当したことをきっかけに、長野県と北御牧村とのご縁ができたそうです。北御牧村と東部町との合併の時、写真プロジェクトで、1600人の村民の笑顔を仲間とともに撮影しました。2019年に、淑子さんと共に、火傷治療で有名だった築130年の旧渡邉医院に移住しました。現在は民生委員として、担当地区を回っていらっしゃいます。
橘淑子さんは、昭和29年千葉県生まれ。多摩美術大学油画科を卒業され、学芸員でした。新潟出身の知人・増山良子さん(故人)の幼少時の瞽女の記憶をまとめた『瞽女さの春』(文芸社刊)の挿絵を描きました。また、東京・東久留米のグレゴリオ宗教音楽研究所にて3年間、パイプオルガンの演奏を学びました。淑子さんは現在、訪問介護の仕事に従事し、将来は、旧渡邉医院の広間にて地域に役立つ福祉施設づくりを目指しておられます。
今回、淑子さんには、絵本『瞽女さの春』のことを中心にお話を伺い、オルガン演奏もしていただく予定です。正人さんには、長野県や北御牧村とのご縁がどのようにつながって、こちらに移住されることになったのか。旧渡邉医院が地域で果たしてきた役割や、今後、この古民家をどのように生かしていきたいかといったお考えをお聞きするつもりです。ご夫妻のすてきな暮らしぶりが、お話と演奏から、きっと伝わることでしょう。
(文/広沢里枝子)
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