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これまでのゲスト

放送日:2004年3月27日

石森るり子さん・高橋なつきさん

 今月は知的発達障害のある方々のスポーツの話題です。
 2月27日から2月29日にかけて「第3回スペシャルオリンピックス日本 冬季ナショナルゲーム」が長野県内の5会場で開催されました。開催競技はスピードスケート、フィギュアスケート、フロアホッケー、アルペンスキー、スノーボード、カントリースキー、スノーシューイングの7競技。この大会は、2005年に行われる冬季世界大会の前大会ということもあり、海外11カ国からの選手団の参加もあって、ナショナルゲームとしては大変大規模なものになりました。
 その大会に、長野県の選手団長としてコーチとして参加した石森るり子さんと、アスリートとして参加し、活躍した高橋なつきさんを招いて、お話を伺います。
 スペシャルオリンピックスは、知的発達障害のある人々に、日常のスポーツ・トレーニング・プログラムと、競技会を提供するボランティア活動で、IOCからも、Olympicsと言う名称の使用を正式に認められているもう1つのオリンピックです。スペシャルオリンピックスでは、知的障害のある競技者の人達が主役であり、アスリートと呼びます。そして、アスリートに個々の競技の技術・精神を教える指導役がコーチです。
 スペシャルオリンピックスと複数形になっているのは、自分のもてる力を出して、ゆっくりゆっくり、それぞれの一番を目指すという意味だそうです。
 まずはお二人に、アスリートもコーチも家族も観客もボランティアも、みんなが一つになって楽しんだという冬季ナショナルゲームの様子と、日常活動の様子を伺いたいと思います。そして、来年、長野で開催される、アジア初の「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」の成功に向けて、長野県民に参加協力を力強く呼びかけたいと思います。

(文/広沢里枝子)

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