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これまでのゲスト

放送日:2005年6月25日

羽入田幸子さん

 5月の連休明けから、国会で「障害者自立支援法」の審議が本格的に始まりました。これに合わせて、全国各地で障害者団体による抗議活動や、慎重な審議を求める運動などが行われています。
 今回は長野障害者自立支援センターピア・カウンセラーの羽入田幸子さんをお招きして、現在国会で審議中の「障害者自立支援法案」について考え合います。
 羽入田さんは、交通事故による頸椎損傷のために、電動車いすをお使いです。長野市の県営住宅で自立生活を続けながら、障害をもって地域で生きる仲間の支援に深くたずさわっておられます。
 そのような立場から、障害者の今後に大きく関わる「障害者自立支援法案」を、どう見ておられるのか。もっと論議され、修正されるべき問題点は何かなど、率直な意見を伺いたいと思います。
 この問題を障害者の問題と限定せず、多くの市民に共にお考えいただくきっかけになればと思います。

障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動
http://www.j-il.jp/bigaction/index.html

長野大学ラジオゼミナール ゲスト 伊藤栄一さん・板倉重彦さん・小林徹さん

 長野大学と日本IBM(株)は、聴覚に障害のある学生や上肢障害などにより筆記が困難な学生のために、ITを活用して授業における情報保障を向上させようとする「障害のある学生のための授業支援プロジェクト」(JOINプロジェクト:Joint project Of Ibm - Nagano university)の運用を4月1日から共同で始めました。
 長野大学ではこの最新技術を利用して、教員の声を文字情報に変換し、字幕として教室のスクリーンに投影します。さらに、授業終了後その文字情報を適切な文章に修正する編集処理を施し、講義風景などの映像や配布資料と共に復習用資料として、学内サーバーから学生に向けて配信する支援も行います。まず社会福祉学部の「児童福祉論」において実施し、今後状況をみながら実施対象科目を増やし、2006年3月末までの1年間にわたり共同でプロジェクトを推進します。
  今回は、このJOINプロジェクト担当の長野大学助教授 伊藤栄一先生と、サポーターの学生である板倉重彦さん、小林徹さんに、お話を伺います。

(文/広沢里枝子)

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