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これまでのゲスト

放送日:2018年2月24日

<ゲスト> 土屋竜一さん

 今月は、佐久市塚原にお住いの土屋竜一さん、美和さんをお訪ねします。
 今月、土屋竜一さんが、ご自身の小学生時代の体験を基につづった初の児童文学「ぼくにできること」をみらいパブリッシングから出版しました。竜一さんのお父様は、自分の経験をよく楽しい物語にして語ってくれたそうです。竜一さんは、進行性の難病デュシェンヌ型筋ジストロフィーのために声を出すことが難しくなりましたが、父として子どもにできることは何かと考えたとき、そのお父様のことを想い出し、子供さんたちが小さかった頃からこの物語を書き続けていたそうです。この本には、その中から楽しい10話が収録されています。
 物語は、小学生時代の竜一さんをモデルとした「リュウちゃん」が主人公。負けず嫌いでわんぱくな性格だけど、走るのが苦手でいつも転んでばかり。10歳の頃、駆けっこの途中で急に足の力が抜けて倒れ、筋ジストロフィーの兆候が表れ始めたこと。楽しみだった修学旅行に参加できなかったけれど、母親が精一杯交渉してくれたり、クラスメイトが海のお土産を持って帰ってくれたエピソードなども語られます。
 竜一さんが、この物語を書いた気持ちや、ご家族がどんなふうに受け止めたのか。この物語を通して人々に伝えたいことなど、いろいろお尋ねしてみますね。

「ぼくにできること」公式ウェブサイト

(文/広沢里枝子)

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