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これまでのゲスト

放送日:2006年8月26日

田島勉さん、広沢真一さん

 今月は上田地域に根を下ろして、地道な活動を続けている「NPO法人わっこ自立福祉会」から、お二人に来ていただきます。
  一人は福祉有償運送サービスならびに、福祉有償介護サービスの担当者である田島勉さん。もう一人は「わっこ自立福祉会」の理事である広沢真一さんです。
  「鳥は空へ 魚は海へ 人は社会へ」を合言葉に、「わっこの会」は、障害者自身が中心となって、1987年に発足しました。
 その後、障害者の自立をめざして、生きる場、働く場作りの活動を続けて、現在は7箇所7部門の事業を展開しています。
 その中から、今回は2月に発足した「わっこ介護タクシー自立クラブ」と、福祉有償サービス部門「ムーブ」について伺います。
  「わっこ介護タクシー自立クラブ」は、障害者や高齢者の通院・社会参加・買い物など、安心して生活ができるよう、車での移動支援活動を行っています。
 また、福祉有償サービス部門「ムーブ」と連携することによって、移動だけでなく、外出準備(着替え、整容、持ち物確認)や、車両までの移動、乗車・降車の介助等も必要に応じておこないます。
  利用者の希望の実現のために一緒に考えますので、気軽に相談してくださいとのことです。
 さて、今回も、いつものように対談ができるでしょうか?実は広沢真一は私の夫です。16年間の放送の中で、初めて夫に登場してもらいます。夫は障害者や高齢者の移送サービスの仕事に、日夜忙しくしているこの頃です。同じ方向に向かって走り始めたことをうれしく思うのですが、ラジオで対談となると、なんだか今からどき どきです。

特定非営利活動法人 わっこ自立福祉会
TEL 0268-21-6511
URL http://www12.ueda.ne.jp/%7Ejiritu/

長野大学ラジオゼミナール ゲスト 大野晃さん

 今回は来年4月に開設される「環境ツーリズム学部」について、長野大学教授・高知大学名誉教授の大野晃先生にお話していただきます。
 大野先生は環境社会学・農村社会学がご専門。 地下足袋でリュックを背に歩くという独特のスタイルでの調査を30年も続けていらっしゃいます。北海道から沖縄まで、国内だけでも150箇所もの集落を訪ねて、住民から膝詰めで話を聞いてきました。その結果から「限界集落」の問題を提起。自然と人間が、ともに豊かになる地域社会の実現に向けて、提言していらっしゃいます。
 著書には『山村環境社会学序説〜限界集落と流域共同管理〜』などがあり、どんなお話をしていただけるか楽しみです。

長野大学
http://www.nagano.ac.jp/

(文/広沢里枝子)

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