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放送日:2007年1月27日

下重暁子さん

 2007年最初の今回は、日本盲導犬総合センター「盲導犬の里 富士ハーネス」がオープンしたという話題です。盲導犬の一生をケアする日本初の総合的な施設が、昨年の10月に、静岡県富士宮市人穴にオープンしました。
  「日本盲導犬総合センター」は、主に6つの機能を持つ複合施設です。富士山の山麓に広がる恵まれた環境を活かし、必要な機能を充たしつつ、広く親しまれる新しい公共空間として誕生しました。

  1. 盲導犬候補の子犬のための、衛生的に管理された出産・飼育設備
  2. 遺伝学的研究による盲導犬の繁殖体系確立のための研究設備
  3. 盲導犬の資質を持った犬の繁殖のための人工授精設備
  4. 引退した盲導犬がゆったりと過ごすことができる家庭的な環境を整えた設備
  5. 盲導犬候補犬の育成施設および視覚に障害がある方が盲導犬と歩くための共同訓練設備
  6. 実際に盲導犬に触れ合いながら勉強することができる学習・交流スペース

 この施設の建設にあたっては、多くの市民の協力があった他、建物・医療器具等の費用の5分の4に当たる資金を日本自転車振興会が援助しました。
 そこで、今回は作家で、日本自転車振興会会長の下重暁子さんを軽井沢の別荘にお訪ねして、お話を伺います。
 下重さんのことは、多くの方がご存知かと思いますが、最後の瞽女、小林はるさんの生涯を描いた「鋼鉄の女」は、実にすばらしい作品です。下重さんには、最後に小林はるさんとの思いでについてもうかがえればと、考えています。

ようこそ「盲導犬の里 富士ハーネス」へ
http://www.fuji-harness.net/

 今年も、「里枝子の窓」を、どうぞ、お楽しみください。

(文/広沢里枝子)

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