ここから本文です。

これまでのゲスト

放送日:2009年10月31日

古田綾夫さん、宰子(すずこ)さん

 今月のお客様は、安曇野市 穂高にお住まいの古田綾夫さんと、奥様の宰子さんです。
 古田さんは、新潟市のお生まれで、現在は72才。
 若い頃は、新潟平野で稲作農業をしていたそうです。その後、ロボット式の工作機械製造を経て、教職に就くなど、多彩な職歴をおもちです。
 60才で失明した後、点字や音声パソコンを習得。
 68才のときに、一人歩きにあこがれて、盲導犬アーニーと歩きだしました。
 古田さんは、安曇野眼科の川端院長とスタッフの方々、ボランテアの方々の協力を得て、中途失明者を主とする、「あずみの音声パソコン教室にこにこ」を7年前に開き、現在にいたります。
 「あずみの音声パソコン教室にこにこ」開設のきっかけは、古田さんが通院していた安曇野眼科医院の院長、川端先生から、「古田さん、パソコンができるのだから、ここでパソコン教室をやらないか」と持ちかけられたことだったそうです。川端委員長はじめ、事務長さん、その他のスタッフの方々も気持ちの良い人ばかりなので、参加者の皆さんは、たいへん喜んでいらっしゃるとのこと。
 そこで今回は、「あずみの音声パソコン教室にこにこ」の生き生きとした活動のようすを中心にお話をうかがいます。
 また、古田さんは、奥様とご一緒に上田のスタジオへ来てくださるそうなので、奥様にも、ご出演いただきたいとお願いしました。
 私は、古田さんご夫妻に山葵田の広がる清清しい安曇野を案内していただいたことがあります。ご夫妻が、中睦まじく歩いておられるので、一緒に行ったみんなは、ご夫妻を「生きた道祖神」と呼んだほどでした。
 古田さんのお話とともに、古田さんに寄り添って、微笑ながら、長い道のりを歩んでこられた奥様のお気持ちも、お伺いできたらうれしくおもいます。

安曇野眼科医院 パソコン教室係 (電話:026−377−7333)

(文/広沢里枝子)

前のページへ      次のページへ