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これまでのゲスト

放送日:2010年7月31日

土屋竜一さん

 今月のゲストは、「里枝子の窓」のテーマ曲を作曲し、このHPを製作・管理してくださっている土屋竜一さんです。ディレクターの岩崎さんと、盲導犬のネルーダと一緒に、佐久市にある竜一さんのご自宅をお訪ねして、お話をうかがいたいと思います。
 土屋竜一さんは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーのために、全身の筋肉が萎縮し、人工呼吸器と車椅子が手放せない状態です。今は、声も出せませんし、片手の小指1本しか動かせないそうです。
 けれども、段々に体の機能を失っても、自分に残された機能で何ができるかを常に考えて、前へ前へと粘り強く向かっていく竜一さんです。
 竜一さんは12年前に、人工呼吸器を装着するために気管切開をして声を失いましたが、その後、すばらしい結婚をされ、2人のお子さんのお父さんになりました。
 更に「株式会社沖ワークウエル」の重度身体障害者による在宅勤務チームの一員として、毎日6時間の在宅勤務をこなしています。 そして、今年1月には、新著「日本でいちばん働きやすい会社」を出版されました。
 今回は、この新著完成までのご努力と、重度障害者が在宅で働くことの意義を中心に、お話を伺いたいと思います。
 なお、今回は特別に、スピーキングバルブという小さな一方弁を喉に装着して、ご自身の声でお話しいただきます。どうぞ、お聞きください。

日本でいちばん働きやすい会社 −障害者が思いっきり仕事できる OKIネットワーカーズ物語
土屋竜一著 2010年1月 中経出版 B6判 221頁
詳細→ http://www.chukei.co.jp/business/detail.php?id=9784806136064

(文/広沢里枝子)

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