これまでのゲスト
放送日:2013年4月27日
<ゲスト> 間島博徳さん
今月は、彫刻家で上田養護学校教諭の間島博徳さんをお迎えします。
間島さんは、上田市傍陽にお住まいです。信州大学教育学部美術科を卒業した昭和59年に日展に初入選され、以後日展、日彫展、昭和会展などに出品されました。日展、日彫展では特線を受賞するなど、注目されている彫刻家です。
母子像を多く手がけておられ、私も代表作のひとつにさわらせていただきました。それは、おさげ髪の和服の母親が、小さな赤ちゃんを抱いて見つめあっているような石膏の立像でした。腕で赤ちゃんを抱くのではなく、からだ全体で包みこんでいるような慈愛に満ちた形で、いつまでも撫でていたいような、なんとも優しい感触でした。
間島さんは「存在そのものが、人をほっとさせるような造形を求めたい。母子関係は人間関係の原点」とおっしゃっています。
今回は、お持ちいただいた貴重な作品に触らせていただきながら、どのような思いをこめて彫刻作品を作っておられるかを伺います。
また、彫刻家であり、教育者であるお立場から見えてくる、現代教育の形について、お尋ねします。
(文/広沢里枝子)
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