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これまでのゲスト

放送日:2013年4月27日

<ゲスト>
和波孝禧(わなみたかよし)さん・土屋美寧子(つちやみねこ)さん
飯島恵道(いいじまけいどう)さん

 4月27日に信州国際音楽村でおこなわれました公開録音のようすを皆様にお届いたします。
 「里枝子の窓フィールド・らじおin信州国際音楽村〜みどりの風の中で出会う」は、晴天に恵まれ、若葉の色が響きあって、まさに緑の風のなかでのコンサートになりました。
 ホールこだまの300席に満席のお客様を迎え、その熱気のなかで第一部「デビュー50周年和波孝禧ヴァイオリンコンサート」が開幕しました。
 和波孝禧さんは、国際的に活躍する日本を代表するヴァイオリニストです。来月東京で開かれる「デビュー50周年記念リサイタル」を前に「里枝子の窓」へお越しくださいました。ピアニストの土屋美寧子さんとデュオを組んで、国内外で活動していらっしゃいます。
 今回は、ブラームスのヴァイオリンソナタ第3番を中心に、私達にも耳なじみのあるクライスラーの小品などを演奏してくださり、美しい音色と絶妙なアンサンブルで聴衆を魅了しました。
 音楽の余韻のなかで始まった第二部は、私とのトークで、最初のゲストは、曹洞宗の尼、飯島恵道さんでした。飯島さんは、看護師などのご経験もあり、死別の悲しみにくれる人々を支えるグリーフケアに力を入れていらっしゃいます。飯島さんは、僧衣を着て登場され、「悲しみに寄り添う」をテーマに心に沁みるお話をしてくださいました。
 続いてのゲストは、先に素晴らしい演奏をしてくださったバイオリンの和波さんと、ピアのの土屋さん。お二人は人生のパートナーでもあります。再登場していただき、「人生のデュオ」をテーマに、美しいハーモニーの秘密を伺いました〜 。これがまた、たいへん好評で、最後にお二人が演奏してくださったエルガーの「愛の挨拶」を聞きながら、感動のうちに閉幕となりました。
 上田での和波孝禧ヴァイオリンコンサートの実現は、「里枝子の窓」の長年の夢でした。 多くの皆様のご協力によって実現した夢のステージのようすをどうぞ、お聞きください!

(文/広沢里枝子)

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