ここから本文です。

これまでのゲスト

放送日:2004年12月25日

内藤礼治さん

 今月のお客様は長野県上田点字図書館の元館長、内藤礼治さんです。
 長野県の視覚障害者の方では、内藤さんのお陰で点字を読めるようになった、白杖歩行ができるようになったなど、感謝している方が、沢山おられることと想います。
  内藤さんは、在職中、盲人の唯一の文字は点字であるという考えに立って、正確で読みやすい点字図書の製作貸し出しを徹底して行い、その考え方は全国に影響を与えました。
 内藤さんは、昭和63年に定年退職した後も信念を貫き、79才の現在も、中途失明者緊急生活指導員として、ボランティアで、県内各地の中途失明者の指導援助を続けてくださっています。
 「奉仕活動とは日々の生活の中で、たとえ5分でも10分でも時間をみつけ、それを継続すること。それが自分の力にもなる」と話される内藤さん。
 そんな内藤さんが奉仕の道を歩むようになったきっかけには、世界的に有名なキリスト者、賀川豊彦との出会いがあったそうです。
 今回は「奉仕活動」をテーマに、内藤さんの歩んでこられた道をお伺いしたいと想います。

★2004年のしめくくりに、お話のプレゼントを準備しました。
池田香代子さんが再話した「世界がもし100人の村だったら」を点字で朗読します。
そして、来る年の平和を願って、ジョン・レノンの「イマジン」をクリスマスの街に流したいと想います。

 本年も「里枝子の窓」を応援していただきまして、本当にありがとうございました。来年も、どうぞ、よろしくお願いいたします!

(文/広沢里枝子)

前のページへ      次のページへ