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これまでのゲスト

放送日:2002年2月23日

旭洋一郎さん

 受験シーズンたけなわ。障害をもつ中学生・高校生の中にも、目標に向かって、懸命に勉強している人たちがいることでしょう。
 そこで今月は、長野大学の旭洋一郎先生から、障害をもち、大学をめざす若者たちに、エールをおくっていただきたいと思います。
 旭先生は、自身、脳性麻痺の障害をもちながら、社会福祉の勉強を続けて来た方です。  現在は上田市にある長野大学の産業社会学部社会福祉学科教授。この社会福祉学科は今年4月から、社会福祉学部に昇格します。
 長野大学では2年前から障害者のための入学試験を実施しており、障害を理由に不合格とすることは一切なくなったと聞きました。
 既に聴覚障害・視覚障害の学生が学んでいて、今年は車椅子の学生も受け入れるとのこと。先日、私が長野大学に行ったおりには、車椅子の学生がキャンパス内で行動できるよう、スロープをつける工事の真っ最中でした。
 実は私も、かつて長野大学で学んでいた障害をもつ学生のひとりだったのですが、この時を待ち望んでいたのです。
 さて、チャンスは平等になりました。扉の開かれた長野大学で、障害をもつ学生たち、ともに学ぶ学生たちは、どのような学生生活を過ごしているのでしょう。
 どんな課題があり、どんな取り組みをしているのか。めざすものは何かなど、旭先生にお聞きしたいと思います。
 また旭先生ご自身、障害にぶつかった時、どう風穴をあけてきたのでしょうか。
 旭先生は、普段、私たちの力になってくださるばかりで、自分のことなど、ほとんど語らないのですが、今回は、五体県を聞かせてくださいとお願いしました。
 大学で学ぶことの意味を考え会いたいと思います。

(文/広沢里枝子)

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